桐の木の生命力
私たちが扱っている桐材は主に中国産の桐ですが、桐の木は日本国内にも自生しています。
弊社では、駐車場のコンクリートの隙間からも生えてくるほどです。
熟した桐の実の中には白くて薄い羽をまとった種がいっぱいつまっていて、これが風にのって飛んでいき、その勢力範囲を拡大していきます。
桐は落葉広葉樹ですから、秋になるとすべての葉を落とし、冬の間は翌春に咲くための花芽(蕾)と枝だけの姿になります。雪が消えて春になると桐の木も紫色の美しい花を咲かせ、いっきに葉を繁らせます。
写真は5月に撮影した桐の芽吹きです。表面に産毛をまとった若々しい葉は急速に成長し、真夏には大きな葉を広げて光合成を行い、桐の木はどんどんたくましくなっていくのです。
四季の変化がはっきりした新潟の土地には桐の木が似合う気がします。