なぜ桐を専門にしたんですか
こんにちは、王です。
「王さん、なんで桐の仕事を選んだんですか」と言われたことがよくあります。今は桐を益々専門的に研究し商品開発製造販売をしていますが、実は何か目標を立ててこの道に入ったわけではありません。先に理由を言っておくと市場の需要で私を誘導し段々と深入りしてきています。
もともと大学の専門は自動車工学、大学卒業後経営学の先生になりました。1993年に日本の一番有名な桐たんすの町である新潟県加茂市に来ました。
1998年会社を立ち上がってから当時加茂のタンス業界はまだ元気で桐に対する需要がありました。中国からいい材料を輸入してほしいと、その時ほぼ門外漢でした。
その時コンテナ単位の原木輸入、その後の製材輸入、最後に板材の輸入に変わり、20年間地元加茂の材料需要がどんどん減り、日本には桐を取り扱う桐材店も減り、今全国から桐材の注文をまとめ、コンテナ単位輸入に変わってきました。
その一方、中国から桐の完成品が増え、供給の安全保障として当社も純粋な貿易会社から商品開発も工場を持つメーカーにもなりました。
市場への対応で会社はどこまで行くか?お客さんの満足度に決められますね。